七五三で着用した着物の保管方法について

七五三で着用した着物の保管方法について

子供というのは汗をかきやすいですよね。
そのため、七五三で着用した着物をその後どのように保管するかで
悩まれる方がいらっしゃります。

着物を着たのは当日に少しだけだったし、
そんなに汚れていないように見えるから
乾かすだけしてそのまま仕舞ってしまおう。

この方法、あなたならどう思いますか?

実はこれは大きな間違いなのです。

短時間でも着用したのであれば、
襟元の皮脂や袖口のしみなど
目に見えない汚れがあることを忘れてはなりません。

これは放っておくことで
色褪せや黄ばみなどの汚れにつながってしまいます。

また、保管場所に湿気があった場合は、
汗をかいていた部分からカビが発生する可能性もあります。

ここで忘れてはならないのが、その着物をまた出して
着用するというのが何年も先になるかもしれないということです。

ですから、その間に着物が使い物にならなくならないよう、
その原因となりそうなものは全て取り払っておきましょう。

自宅で固く絞った布でたたく等の方法もありますが、
人の手が触れれば皮脂もつきます。

やはり大切な着物ですし、後から後悔しないためにも
クリーニングに出すというのが無難と言えるでしょう。

また、保管する際にも、ずっと乾燥状態を保つようにし、
着る予定が無くても必ず年に一度は出して、
丸1日乾燥させましょう。